CAREER INTERVIEW

【技術系】

内田 政樹Masaki Uchida

生産技術企画部
部長
1997年入社

CAREER INTERVIEW

すべての経験を力に
ISUZUの生産部門を主導する

ISUZUに入社した理由

小さい頃、両親がミニカーを買ってくれたり、街中を走るクルマを父が説明してくれたり、自然とクルマが好きになっていました。大学では機械工学を専攻し、自動車に使われる歯車の歯面強度の研究に注力し、就職活動もやはり自動車メーカーを志望しました。ISUZUは当時先進的なトランスミッションやエアーバック用エアサス(サスペンション)を日本で初めて導入し、常に市場に新しい技術や製品を生み出していることを小さい頃から知っていました。自身も同じ環境下で新しい何かをやってみたいという意欲が入社への決め手になりました。

□入社1年目(1997年4月~9月)

エルフ組立ラインでの生産実習

入社後、最初の半年間は実際の生産ラインで基礎を学びました。自分一人が欠けることで1日の生産計画が変わってしまう責任の重さを痛感し、社会人としての自覚が芽生えた期間です。生産実習中に知り合った先輩や同僚は、その後も一緒に仕事をしたり、社内ですれ違うと挨拶したり、人とのつながりを得た期間でもありました。

□入社1年目〜(1997年~2001年)

エンジンの生産設備設計

最初の配属では、エンジンの生産ライン設備を設計しました。大学時代に機械製図や構造物計算を学んだ経験が、設計する上でとても役立ちました。自分が設計した機械が人の代わりに毎分何個というスピードで製品を自動で生産していく様子は、ものづくりの醍醐味を感じる瞬間でした。
配属当初は1〜2ヶ月で完成する設計をメインに取り組み、徐々にスパンが長くかかる設計を自ら試行錯誤しながら取り組みます。入社2年目には、2年がかりの設計を手配し、アメリカのエンジン工場立ち上げに携わりました。図面では問題がなくても、現地に持っていくと不具合が出ることがあります。チーム交代で現地に足を運びながら、立ち上げまでの一連を経験できたことは、大きい糧となりました。

□入社5年目〜(2001年~2006年)

生産設備の施工管理

生産設備を設計する立場から、実際に設備を現場の方と計画表に沿って組み立て管理する立場に変わりました。図面に向き合う時間が好きでしたが、向き合う対象が現場の方、人に変わり、管理サイドと現場サイドで意見が衝突することもありましたが、この経験でコミュニケーションを取りながら達成感を共有する仕事の取り組み方に魅力を感じるようになりました。2002年にはエルフの新エンジン生産設備の立ち上げ、2003年には生産ライン移設と、規模の大きなプロジェクトを自分主導で進める機会にも恵まれました。

□入社10年目〜(2006年~2017年)

トランスミッションの新製品の評価・工程管理・市場不具合の調査

大学時代に取り組んだ歯車の歯面強度研究を生かせる品質管理に従事しました。2013年にはサウジアラビア、2015年にはタイとフィリピンにそれぞれ市場調査と技術指導のため出張を経験し、現地で実際に走るトラックの姿や、ISUZUのロゴTシャツを着た人を見かけ、自社製品への誇りが一層強くなったのを覚えています。

□入社21年目〜(2017年~2019年)

中期経営計画策定・新規事業企画

EVやCASEをはじめとして、自動車業界が変革期を迎える中でISUZUの将来進むべき道筋を検討する活動に、生産部門の代表として参加しました。これまで携わった工場の設備や品質を見る仕事から、広く内外から環境変化などの情報をキャッチし、会社がどのように進むべきか必死に考える機会を通じて、あらためてISUZUが自動車業界や社会の中でどういう位置付けにいるのかがクリアになりました。中期経営計画の最後のページに掲げた「解決した5つの社会課題」は、乗用車メーカーにはないISUZUの魅力だと自信を持って言えます。視座が高くなり、大きな学びを得た経験でした。

□入社23年目〜(2019年~現在)

生産技術企画

学んだ広い視野を生かし、生産部門の中でも将来の方向性を定める生産技術企画に携わっています。会社の縮図として、内外の環境変化や、労働人口の確保、先進技術への対応などを踏まえ、生産部門としてどのように進化していくべきか、これまでの経験を生かしながら工場のレイアウトや拠点のあり方の検討に取り組んでいます。モチベーションは一貫して現場に喜んでもらえるか、そのために働きやすい環境や設備導入をはじめ、新しいことにチャレンジしていきたいと思っています。

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MY CAREER STORY

これまでを振り返ると、バラバラのように思える経験も、全部つながっていると感じています。品質管理の経験で工場の品質マネジメントについて学び、事業計画で経営層や様々な人の考えがイメージできるようになり、結果としてすべてが糧になっていると感じます。今後のキャリアを聞かれると、正直わかりません。ですが常にベストを尽くしながら、ISUZUの歴史に残るようなことをやり遂げたい、それが結果として仲間や広く社会の喜びにつながればいいなと思っています。

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