CAREER INTERVIEW

【技術系】

三澤 賢哉Kenya Misawa

稼働サポート推進部
企画開発グループ
グループリーダー
1990年入社

CAREER INTERVIEW

先進分野のスペシャリストとして
進化を止めない

ISUZUに入社した理由

クルマが好きで、関東を中心に数社調べました。当時のISUZUは乗用車もラインナップにあり、他社にはない個性的な車をつくっていたんです。少し変わった、でも筋の通っている車づくりが好きでISUZUへの入社を決めました。大学の研究室では生体情報工学を研究しており、自動車と直接関連はなかったものの、ドライバーの視覚を触覚で補助するような、強引に自動車に関連を持たせて研究に取り組んでいました。

□入社1年目〜(1990年~1994年)

エレクトロニクス設計

入社当時、ISUZU独自のトラッスミッションシステムNAVI5の設計を担当しました。自動車用の自動変速機を中心としたシステムで、当時としては世界初のシステムということもあり、入社前から携わることを希望していた分野だったため、とても嬉しかったのを覚えています。この4年間で、自分のエレクトロニクスに関わる基礎を築くことができました。

□入社5年目〜(1994年〜1996年)

大型車両 車線逸脱警報装置開発

現在では乗用車から大型トラックまで広く搭載されている、車線逸脱警報装置の開発に携わりました。車線を認知し、タイヤが車線を逸脱した際にドライバーに知らせるシステムで、商用車において世界初となる試みでした。まったくゼロベースでの開発のため、路面を捉えるカメラや車線を判断するアルゴリズムなど、すべて自分たちで試行錯誤しながら設計しました。無事に商品化はされましたが、当時はまだ先進安全分野への関心が少なく、あまり浸透しませんでした。NAVI5もそうですが、ISUZUは時代を先行しすぎている部分があるのは確かです。それでも、先進分野においてものづくりに取り組める充実感を日々感じていたのを覚えています。

□入社7年目〜(1996年〜2001年)

エアサスペンションの制御システム開発

エアサスペンションを電子制御するシステム開発に取り組みました。当時から、空気圧で車体の衝撃を緩和するエアサスペンション自体はありましたが、電子制御することでより使いやすいシステムにするため、シャシ設計担当や性能評価担当者と共に試行錯誤の中で取り組みました。2000年頃から徐々に浸透し始め、都度レビューを取りながら改良を進めました。電子制御自体、主流になり始めたのが1995年以降頃のため、世界初の技術が次々に生まれる中、緊張感を持って日々開発に取り組んでいたことを覚えています。

□入社12年目〜(2001年/3ヶ月間)

販売会社駐在 サービス支援

様々な部署と関わり開発を進める中で、別の部署の上長が推薦してくださり、3ヶ月間ですがディーラーに駐在しました。直接お客様が使っている様子が見られる、セールスの方と情報交換ができる貴重な機会でした。何より電子制御担当の中で前例がない中、自分に声をかけていただいたことが嬉しかったです。

□入社24年目〜(2013年〜2017年)

先進安全装置開発

この頃までには、ISUZUの全車型(車種)の設計を経験しました。新たに衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報といった先進安全装置の設計も担当し、2015年にはグループリーダーとなり、役割の変化と共に自身も変わらなければと強く意識した時期でもあります。入社時から一貫してクルマが好きで今の仕事を続けていて、電子制御システムを作る仕事ではありますが、根幹は“クルマ”をつくるという部分にあると思っています。専門分野のみに狭まりがちな視野を広げて、クルマをつくっている意識を共有しながらものづくりに取り組む姿勢を後輩たちに伝えられるようマネジメントしています。

□入社29年目〜(2019年〜現在)

車両情報管理・コネクティビティ担当

先進安全装置のシステム開発担当を経て、現在は「MIMAMORI」をはじめとする車両情報管理サービスやコネクティビティに携わっています。コネクティビティは先進安全装置と共に今後の自動車開発分野においてキーとなると感じており、これまでの経験や、築いてきた人脈を糧に他社に負けない開発を進められるよう、自分自身もバージョンアップさせ続けていきたいと思っています。

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MY CAREER STORY

私は約30年前にISUZUに入社しましたが、当時培った技術や進め方が今は通用しないということはいくらでもあります。今の時代にあった技術や道具を日々学ばないと、本当に世の中の先頭を走るクルマはつくれないと、これまでの変化の中で痛感していますし、何よりチャレンジを止めてしまえば、そこで進化も終わります。ISUZUは小回りの利く会社なので、一人で担う領域が広い分、たくさんの出会いの機会があります。人とのつながりを変化の原動力に、今後も“ISUZUのものづくり”に没頭していきたいと思っています。

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