ISUZUについて
ISUZUには、幅広い商品・ソリューションを提供している分だけ、事業領域も多岐にわたります。このページでは、既存領域と先進領域に分け、それぞれ代表的な領域を紹介します。
世界トップの自動車メーカー車両や
建設機械、冷凍機、船舶、特殊車両に搭載
最先端の環境性能と経済性能をすべてのお客様へお届けするために、パワートレインは常に実際の使用状況を詳細に把握した上で、使いやすさや「実燃費」の向上に取り組んでいます。
ディーゼルエンジンの先進企業として、これからも、更なる高効率化、クリーン化を追求することで、グローバルディーゼルエンジン市場を牽引していきます。
高品質なものづくりを通じて
お客様の「運ぶ」を支える
人手の柔軟性を生かした
生産ライン
多様な商品に対し、高いレベルで均質化された商品をグローバルに展開するために、人手を生かした柔軟な生産システムを構築しています。
飛散物回収システムといった
生産システムのバージョンアップ
スマート工場としてIoTの活用による徹底した品質管理、セル生産方式採用での生産性向上、加工ライン飛散物回収システム導入など、最新技術を導入しています。
テレマティクスの活用により
遠隔で車両のコンディションを把握する
テレマティクス(telematics)とは、自動車に搭載するネット接続が可能な端末を使ってさまざまな情報を利用・提供するシステムの総称です。ISUZUが提供する「MIMAMORI」は、データ通信とインターネットを活用し、走行中の商用車と事務所を接続し、遠隔で車両の運行情報(燃費、CO2・NOx・PMの排出量、車両現在位置情報、ドライバーの運転操作情報など)を収集、解析するクラウドタイプの運行管理システムです。これにより、車両の不具合や故障をいち早く把握することができ、故障による事故を防ぎ、効率的な運用が可能になります。
世界のさまざまなニーズ・利用方法の変化に対応し
走行距離を全うさせる
アセアン発
新興国向けトラック
中国発
大型トラック「巨咖」
インドネシア発
軽量トラック「TRAGA」
走る国や地域が変われば、気候をはじめとする走行環境、燃料、用途、求められる品質は大きく変わります。ISUZUの車両は-70℃を記録する南極や55℃を超える赤道直下の道、高度4000mを超える山岳地帯でも使われてます。だからといってその地域や国の特性に合わせて一からエンジンを開発しているわけではありません。可能な限り、さまざまな環境で応用の利くエンジンを開発することで、一台にかかるコストを圧縮し、新興国でも受け入れられるエンジンや車両を作っています。今後もグローバル拠点網を活用し、それぞれの使用条件にあった車両・サービスをよりスムーズに提供していきます。
[カーボンニュートラル達成にむけて①]
xEV技術
xEV とはHEV、 EVなどさまざまな種類の電動車の総称です。2023年にはISUZUとして初の量産バッテリーEV(以下BEV)である「ELF EV」を市場投入し、商用BEVの社会実装に貢献しています。
さらに商用EVの導入検討のサポート、導入課題の解決、効果の定量化、脱炭素化提案をPDCAサイクルにてサポートするトータルソリューションプログラム「Evision」を提供し、お客様のカーボンニュートラル実現をトータルでサポートします。
[安全性の追求①]
先進安全技術
交通事故死傷者ゼロ社会の実現を目指して、検知/警報のみならず車両制御の領域までサポート技術を広げ、先進安全装備およびドライバーをサポートする運転支援機能の充実化を進めています。
安全支援機能は装着が義務化されている機能を中心に構成している「BASIC」を基に、都市内配送で有効な機能を加えた「STANDARD」、自動車専用道での走行時に有効かつ利便性の高い装置を含む「ADVANCE」、そして操舵制御まで行う「PREMIUM」の全4種のパックオプションで設定し、お客様のニーズや運行形態に合わせ選択肢を提供し安全運行を支えます。
[カーボンニュートラル達成にむけて②]
クリーンディーゼル技術
ISUZUの先進技術の一つである排ガス、燃費性能を極限まで高めたスーパークリーンディーゼル技術は、世界トップレベルです。さらに、EVの開発はもとより、CNGやLNGをはじめとする天然ガスにも注力しており、ディーゼルエンジンには更なる高効率クリーンディーゼルを追求しています。
ISUZU独自の思想・技術・性能をそなえた、次世代高効率ディーゼルエンジンシリーズ「D-CORE(ディーコア)」をはじめ、使用頻度の高い実用回転域での燃費性能を追求し、燃料コスト削減の最大化を追求し続けています。
[安全性の追求②]
自動運転技術
あらゆるケースでの自動運転の実現に向けて取り組みを加速。物流のみならず、さまざまなユースケースにおける安全性向上、効率化、無人化の効果検証と普及策を実行していきます。国内では、日本政府による高速道路上のトラック隊列走行に係る実証実験への参画をはじめ、国土交通省が推進する港湾における外来トレーラーの自動運転に係る実証事業、海外では、いすゞノース・アメリカコーポレーションがスタートアップ企業GATIKとレベル4に該当する自動運転トラックの開発で提携するなど、すでに多くのアクションを積極的に進めています。
[カーボンニュートラル達成にむけて③]
カーボンニュートラル燃料
ISUZUでは、CN燃料(カーボンニュートラル燃料の略称で、バイオ燃料や再生可能エネルギー由来の合成燃料等)の普及を想定し、従来の化石燃料からの切替に向けた取り組みを進めています。ユーグレナ社と共同で進める「DeuSEL®プロジェクト」では、2020年に石油由来の軽油を100%代替可能な次世代バイオディーゼル燃料を完成させ、藤沢工場シャトルバスにて実証走行を開始。今後も、実証実験で得られた結果を活かし、多様な側面からカーボンニュートラルの実現に向かって進んでいきます。
[安全性の追求③]
コネクテッド技術
運行管理サービス「MIMAMORI」や高度純正整備「PREISM」をはじめ、ISUZUはこれまでも稼働サポートと運行管理サービスの両面から、商用車におけるコネクテッド技術の活用に継続的に取り組んできました。そしてこれからは、コネクテッドサービスをオープン化してお客様の利便性を向上させ、あらゆるものが繋がる5Gの時代に適応していきます。また、メーカーと協業することで新たなモニタリングシステムの開発や情報プラットフォームの構築にも着手。さまざまな取り組みを通じて、物流課題の解決へ向けて多角的にアプローチしています。