働く環境

Women Talk Session

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  • 阿部 詩帆Siho Abe

    シャシ設計第二部 シャシ設計第四G
    2012年入社

  • 妹尾 綾華Ayaka Senoo

    ASシステム開発部 制御設計第一G
    2013年入社

  • 三輪 茜Akane Miwa

    インタビューアー
    総務人事部

〈Talk theme 1〉女性視点でみたISUZU

三輪自動車メーカーの中でも商用車メーカーはニッチな存在でもあるかと思います。お二人は、ISUZUにどのような印象を持っていましたか?

阿部私は東北出身で、東日本大震災の時期に就職活動をしていたんです。直接的な被害はありませんでしたが、物流などのインフラ面には影響がありました。その際に商用車にすごく助けられて、“働く車”の存在に気づき、社会的にも重要な存在だと感じるようになり、ISUZUを志望しました。

妹尾私は父がISUZUの「117クーペ」に乗っていて、既にそのときには乗用車からは撤退していたのですが、母が運送会社に勤めていて、トラックを見る機会が多かったこともあり、馴染みが深かったです。

三輪ISUZUに入社した“キッカケ”が、現在のやりがいにつながることもあるのでしょうか?

阿部そうですね。震災の復興が進む中で、親戚から「ISUZUの車がたくさん走っているよ」と聞くと、自分の仕事の意義の大きさを実感します。

妹尾やっぱり、周囲から反応をもらうと嬉しいですよね。私も母から導入した新型の感想や、バスの運転手をしている親戚から乗ってみた感想を聞くと嬉しくなります。

三輪商用車メーカーだからこそ、得られるやりがいや社会的意義というのはありますよね。お二人は今、どのような仕事を担当しているんですか?

阿部私は入社から現在まで、シャシ設計の中でフレームを担当しています。フレームはいわばトラックの「背骨」ですね。トラックは車体が大きく、積載の重量もあり、走ったり止まることで様々な力が掛かるため、安全に走行できる強度・剛性を持つ構造を検討し、搭載部品の設計などを主に担っています。

妹尾私はブレーキコントローラーを設計しています。阿部さんがお話しした通り、トラックをはじめとする商用車は乗用車よりも車体の大きさや重量があるため、急停止できなかったり、正常に曲がれるスピードが異なります。ブレーキシステムで車体をコントロールし、安全に走行できるよう補助するのがブレーキコントローラーです。

三輪バリバリの理系女子ですね! お二人とも産休・育休を経て、現在は時短勤務中だと伺いました。何かキャリアを築く上で変化はありましたか?

阿部ガラっと変わりましたね。育休前は、少数精鋭のチームで新規開発プロジェクトを主導で進めていくことにやりがいを感じていました。出産を経験して復職した今は、もちろん同じように仕事に取り組んでいますが、周囲と協力しながら一つのミッションに取り組むことに価値を感じるようになったんです。一人で突き進むのももちろん面白いですが、周囲が見えるようになった分、コミュニケーションを取りながら進めることに今は楽しさを感じています。

妹尾私は仕事に復職する不安よりも、子育てと本当に両立できるのかという不安の方が大きかったです。でも同じ部署、同じ環境に戻ってくることができましたし、周囲の協力のおかげで働けている今に感謝しています。

三輪そういえば、お二人とも旦那さんは同じISUZUの社員なんですよね?

妹尾そうですね、私の旦那は営業担当をしています。良い車を売って欲しいという思いを込めて設計しています(笑)。あと他の職種の仕事の話を聞くと勉強になったり。

阿部わかります! 私の旦那は車両実験を担当して、同じ中型トラック担当なので一緒に仕事をする機会もあります。お互いの仕事内容を把握しているので進めやすかったりもするんですよ(笑)。

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〈Talk theme 2〉私の経験した出産・育児

三輪お二人の話を聞いていると、すごくフラットな職場環境という印象を受けました。産休・育休を取得する中で、ISUZUの働く環境はどう映りましたか?

妹尾女性社員が少ないと不安を感じる方もいるかもしれませんが、実際は逆で、皆さん優しくしてくれますよ。

阿部優しいパパ社員が多いからか、サポートも手厚いですよね。子供が急に具合が悪くなり休むこともあるのですが、普段から進捗を共有して、急病などがある前提で仕事を進めるようにはしています。

三輪子育ての大変さって、経験してみないとわからないことも多いと思います。

妹尾でも大変なことばかりではないですよ。もちろん、今はまだ子供が小さくて手がかかるので、オンとオフがないくらい、ずっとオンという状況です。でも会社で過ごす時間だけではなく子育ての時間があることで、メリハリがついて仕事に充実感を感じますね。

阿部周囲に子育て中の上司や先輩が多くいるというもの助かりますよね。私の部署の課長も子供がいらっしゃって、私が産休に入る際も復職する際も、すごく親身にサポートしていただき、支えになりました。

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三輪私は人事として、社員の皆さんの働く環境を整えることが仕事でもあるので、お二人が伸び伸びと仕事をされているようで、安心しました。制度面で何か要望はありますか?

妹尾今、トライアル期間中のノンコアフレックスがとても便利だと感じています。短時間勤務だと時間枠が固定されてしまうのですが、ノンコアフレックスだと子供を早めに迎えに行く日に時間を前倒しできてフレキシブルに働けるので、正式に導入される日が待ち遠しいです。

阿部在宅勤務も導入検討段階だという話を聞きました。もちろん、仕事の進捗に合わせてですが、子供の看病が必要な日に、1日家にいてあげられるのはとても嬉しいですよね。あと、私は社宅に住んでいて、とてもありがたく感じています。意外にというと語弊がありますが(笑)。福利厚生が充実していますよね。

三輪これまで、働きやすさや支援制度について対外的にあまりアピールしていなかったので、今回、お二人にお話を聞く機会を設けたという経緯があるんです。だから、“意外”という印象があるかもしれませんね(笑)。

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〈Talk theme 3〉未来のISUZUの担い手として

三輪今後、トライしてみたい仕事やプロジェクトはありますか?

妹尾ちょうど復職した頃に、保育園児のお散歩の列に車が衝突する事故がありました。そのニュースを見て、私自身、子供を預けて仕事に向かうことに不安を感じることもありました。でも、私の仕事でこういった事故をゼロにすることもできるんですよね。将来的には自動ブレーキを進化させて、事故がゼロの世の中にできたらいいなという思いで取り組んでいます。

阿部自分に何ができるのかを自覚しながら、道を切り拓いていく感覚ですよね。私は入社時に働く環境や支援制度をまったく視野に入れず、ISUZUを選びました。いざ自分が妊娠・育児をすることになって、「会社選びをちゃんとしておけば…」と一瞬不安にもなりましたが、今、育休前と変わらずやりたい仕事をできています。ただ同じ部署に女性の先輩で産休・育休を経験された方がいないので、私がお手本ではないですけど、ロールモデルとして活躍できたらいいなと思っています。

三輪すごく頼もしいです。人事としても、多様な働き方を実現できるよう、色々と試行錯誤している最中なので、率先していただける社員の方がいると、変化のスピードが上がりますし。

阿部男性社員も育休を取得するよう推奨する取り組みを進めていると聞きましたよ! 私の旦那も3ヶ月だけ育休を取得しました。すごくありがたくて。

妹尾私のグループにも、ちょうど今取得中の男性社員がいます。

三輪今回、お二人の話を聞いて、今後、ISUZUがどのように進化していくのか、技術や製品だけでなく働き方という面でも楽しみになりました。新しく入社される若い世代のためにも、取り組みを進化させていきたいと思います!

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