岩城 祐輝Yuki Iwaki
開発〈電装・制御システム開発〉ASシステム開発部
2017年入社
PROFILE
学生時代は、最先端の半導体技術やナノ計測技術を学ぶ。自動車業界を志望した理由は、修士課程で偶然取ったITS(Intelligent Transport Systems:高度道路交通システム)の講義で、自動運転や物流・交通システムの面白さに触れたことだった。大学内で開催されたセミナーに参加した際にISUZUに出会い、商用車メーカーとして物流・交通システムにどのように向き合いイノベーションを起こしていくのか、その熱意に触れた体験から、志望意欲を高め入社を決める。
商用車が自動運転の実現をリードする
所属する部署では、豊かな暮らしを実現するために、トラックやバスに求められる自動運転とはどのようなものか検討し、その実現に向けて研究や実験を行っています。例えばトラックであれば、市街地ではなく港湾や工場敷地内、高速道路などの限定されたスペースから自動運転化を進めていくことができます。私はそのようなシーンで活用できるトラックの隊列走行の研究に従事し、特に、車車間通信を用いた車間距離維持制御技術の研究を行っています。
また、実現時期で言えばもう少し未来の話になりますが、市街地で走る小型トラックの自動運転の開発も行っています。物流量が増え続ける中で、深刻なドライバー不足が課題となっていますが、その課題の解決に携われていることは、やりがいに感じています。
視野を広げ、
新しい技術を吸収していく
自動運転や新しい交通・物流システムを実現するためには、これまでの車作りでは必要になることのなかった技術も求められます。従来の延長だけでは解決できないようなことにブレイクスルーを起こすためにも、開発に従事するひとりとして、視野を広げることが大切です。ISUZUには、これまで培ってきた実績と高い専門性があります。その土台を活かし、自らが探求心を持って、社内だけでなく社外にも目を向け新しい技術を吸収していけば、可能性も広がっていきます。簡単なことではありませんが、今、行動することでいずれは新しい分野のフロントランナーになれるという気概をもって取り組んでいます。
コトを見据えて、
価値を創造していく
自動運転の実現だけでなく、その先にトラックやバスを活用した新しいサービスを考え、実現していきたいと思っています。商用車は、ヒトやモノを運ぶ領域で価値を発揮するため、自動運転へのニーズが乗用車とは異なります。ただ技術を追求するのではなく「どのようなサービスがあればニーズを満たすことができるか」というコトを重視した開発でなければ意味がないと感じています。近い将来、自分が携わったことによって、ヒトやモノの流れを効率化してもっと便利な世の中の実現に貢献したいという想いを持って、日々の仕事にチャレンジしています。
自分が何をやりたいのか、
真剣に向き合う
経験が浅いからという理由で甘えてしまうことは、自分が意識していなかったとしても生まれてしまいます。その意味でも、ある自動運転プロジェクトのリーダーを任されたことは、意識改革の機会となりました。以前は、プロジェクトの方針を上司の判断に頼ってしまっていましたが、リーダーを任されたことで「このプロジェクトを通じて何を実現したいのか」と最初に考える習慣ができたと思います。これまでの延長にないイノベーションを起こすというミッションを担っていくからには、プロジェクト単位であってもビジョンを語らなければなりません。楽な道のりではありませんが、充実した毎日を過ごせていると思います。
8:15出社
メール確認
To Do 整理
8:30電話会議
時差を考慮して早朝から会議
10:30実験データの解析
実験のデータをまとめる
12:30昼食
社員食堂で同期と
13:15ソフトウェア開発
自動運転用のソフトウェア開発
15:00報告書の作成
参加した社外の講演会の報告書を作成
17:00退社