INTERVIEW
人にも地球にもやさしく、
高品質な車両の顔を

製造 <生産技術>
Y.S
車体製造部
2023年 新卒入社
生産工学研究科 数理情報工学専攻 卒
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PROFILE
大学では数理情報工学を専攻し、「ドライバーの身体的な負担」を数値化する研究を行い、運転中の姿勢や振動が集中力や安全性に影響することを実感した。この経験から「ただの移動手段ではない、安全で快適な空間としての車づくり」に関心を持ち、自動車メーカーを志望。ユーザーの声に真摯に向き合うISUZUの姿勢に共感したことに加え、自身の研究や経験を活かせると感じて入社を決めた。
現在の仕事内容
現在は車体製造部に所属し、ラジエーターグリルやバンパーなど樹脂製部品の成形工程をよりよくしていく役割を担っています。主に任されていることは二つあり、一つは安全に作業ができる職場環境の整備です。担当工程には樹脂成型や鋼板プレス機があり、設備特性に起因する危険源の特定・対策を行っています。たとえば「躓きやすい段差の解消」や「作業者が設備内に侵入した際に自動停止するセンサの設置」など、災害が発生するリスクを限りなくゼロにしていくための安全対策を継続的に実施しています。もう一つは、なるべく不良品を出さないための品質管理です。要件を満たさない部品が製造ラインに流れてしまわないよう、不良品がでない仕組み、出てしまった場合は流さない仕組みを考え、実行しています。また、最近ではIoT機器を活用した生産設備の電力使用量の見える化にも取り組んでおり、設備ごとの使用電力量を可視化することで、省エネと稼働効率の向上に挑戦中です。
仕事のやりがい
私が仕事で最も大切にしているのは、現場のメンバーとの積極的なコミュニケーションです。日々の何気ない会話の中に、作業の悩みや設備の不調といった小さな兆しが隠されていることがよくあります。そうした声を聞き逃さないよう、普段からフランクに話せる関係性を築くことを心がけています。実際に改善活動を行った後、現場の方から「助かったよ、ありがとう」と直接感謝の言葉をもらえた時は、自分の仕事が誰かの支えになっていると実感し、大きなやりがいを感じますね。安全対策の改善は大規模な投資を伴う案件もあるので、その責任は大きいですが無事にやり遂げた時の達成感は格別です。

ISUZU ID 実現のために
仕事をする上で意識しているのは、「お客様満足度No.1」と「地球へのやさしさNo.1」の両立です。私が携わる樹脂製部品は車両の顔となります。最も目立つ場所に使われるものだからこそ、品質が高くなければお客様満足度に大きな影響をおよぼしてしまう。そう考え、不良の要因分析と再発防止を徹底しています。また、どんなによい車両ができたとしても、その過程で地球環境に負担を与えてしまっては意味がありません。ものづくりを行う企業として、環境負荷の低減には徹底して貢献しなければならないと考え、ムダなエネルギーを抑えるなど環境改善にも力を入れています。さらに、現場の声を拾い上げながら、何か困った時に気軽に相談でき、助けを求められる関係性も築き続けていきたいです。それが、品質の向上と働きがいのある職場環境づくりへの一番の近道だと思います。
A Day scheduleとある一日のスケジュール
- 08:00
- 出社出社後、メールチェックと今日やるべきことを確認します。
- 09:00
- 打ち合わせ現場の担当者やメーカーの担当者と改善活動に関する打ち合わせを行います。
- 11:00
- 資料作成打ち合わせの内容をもとに、資料を作成したり、課題を整理したりします。
- 12:00
- ランチメンバーと食堂で昼食を取りながらコミュニケーションを深めます。
- 13:00
- 打ち合わせ/資料作成午前の打ち合わせの続きや、新しい案件の打ち合わせに参加します。
- 17:00
- 資料作成翌日の業務準備や、その日のタスクを完了させるための資料作成を行います。
- 18:00
- 退社
今後の目標
現在は6工程あるうちの一つを担当していますが、今後は他の工程も学び、工場全体の流れを把握したいと思っています。その上で、現在取り組んでいるIoTを活用し、現場全体の最適化に挑戦していきたいです。最終的には物理的にケガができない、不良品が流れない環境を構築し、誰もが安心して働ける持続可能なものづくりの現場を実現したいと考えています。さらには、それらのデータを活用して、省エネ推進や生産効率の向上につなげていきたいです。そのためにも、現場の声に耳を傾けながら、改善活動の輪をさらに広げていきたいと考えます。特に日々の業務の中で感じる小さな不便や課題にも丁寧に向き合う姿勢を大切にし、一つひとつの気づきを、より良い現場づくりにつなげていきたいと思います。
皆さんへのメッセージ
ISUZUは、ものづくりの最前線で自分の意見や改善提案がしっかり反映される環境です。若手であっても裁量を持って挑戦できる機会があり、自分の成長を実感できるおもしろさがあります。しかし、それは自分が責任をもって進めていかなければ、何も動かないということと同義です。プレッシャーに感じることもあるかもしれませんが、困った時には上司や先輩がしっかりサポートしてくれるので安心してください。また、ISUZUは先端技術を活用した取り組みにも積極的です。「変化を恐れず挑戦したい」「現場から会社をよくしたい」と考えている方には、大きなやりがいを感じられると思います。
