INTERVIEW
声を聴き、設備で
現場を変えていく

製造 <製造技術>
S.K
PT製造第二部 保全課
2022年 新卒入社
工学部 機械工学科 卒
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PROFILE
大学では力学の基礎を学び、材料に関する研究にも取り組んだ。就職活動を行う際、子どもの頃から好きだった自動車に関わりたいと思っていたことに加え、グローバルな舞台で活躍する父親に対する憧れを実現できると感じたISUZUを志望。社会に不可欠で安定性のある商用車を扱っていること、ディーゼルエンジンに強みを持っていることに惹かれ、入社を決めた。
現在の仕事内容
私が所属する保全課は、栃木工場における商用車や産業用エンジンの製造設備のメンテナンスと更新を担っています。その中で私が担当しているのは、エンジンを組み立てるライン設備の保全です。設備が故障した際に部品を手配したり、外部業者さんへ修理を依頼することなどが基本的な仕事になり、定期的な設備の点検に加え、設備更新という大規模なプロジェクトも担います。特に新しい設備を導入する設備更新は、予算が1,000万円近くになることも少なくありません。メーカーの方と話し合いながら仕様を決めていくのですが、その背景にはラインで作業する方々の期待が込められており、それに応えるために頭を使って考えることが楽しいです。もちろんプレッシャーはありますが、自ら設備の詳細や更新理由を整理して、よりよい改善につなげることで製造現場の作業性向上に貢献できた時は大きな達成感を得られます。
仕事のやりがい
設備をよりよくしていくためには、実際にその設備で作業を行う方々の目線が何よりも大切です。そのため、新しい設備を導入する際は事前に現場の作業員の方々にヒアリングを行うようにしています。しかし、実際に使ってみないと分からないことも多くあるのです。先日、エンジンを塗装するブース型の設備の更新を行った際、設置後に「設備内が暑い」「照明が明るすぎて目がチカチカする」といった声があがりました。全員がそう感じるという訳ではありませんでしたが、少数意見だからといってないがしろにはできません。メーカーの方と協力して最後まで誠実に対応していきました。その結果、作業者の方から「ありがとう」と感謝の言葉をいただけただけでなく、全体的な作業効率の向上にも貢献でき、大きなやりがいを感じられました。

ISUZU ID 実現のために
仕事をする上では「挑戦意欲」を意識し、新しい仕事でも臆することなく、まずはやってみることを心掛けています。もともとそういったことが好きなタイプではあるのですが、若手社員に積極的に機会を与えてくれる環境であることが大きな理由です。実際に入社してから、オーストラリアへの海外出張に挑戦したことでグローバルな仕事に触れることができましたし、複数の資格取得に挑戦したことでそれを活かした自主保全士育成講師も経験できました。その他にも、100人以上が参加するイベントの企画、設備更新の予算申請など、多岐にわたる挑戦をさせてもらえたおかげで、自分自身の可能性を広げることができたと思います。
A Day scheduleとある一日のスケジュール
- 08:15
- 出社出社してメールを確認し、その日のタスクを整理します。
- 09:00
- 現場周り担当しているラインを巡回し、保全作業者と故障内容や進捗について情報交換を行います。
- 10:00
- 事務作業部品の手配や外注工事の仕様書など、必要な書類を作成します。
- 12:15
- ランチ会社の食堂で同期と食事をしながらリフレッシュします。
- 13:15
- 納品対応納品倉庫で、注文していた部品が届いているかどうかを確認します。
- 15:00
- 打ち合わせ設備工事の仕様について、メーカー担当者の方と現場で打ち合わせを行います。
- 18:00
- 退社
今後の目標
今後は、積極的に設備更新に取り組んでいくことが目標です。現在、ISUZUのエンジン製造ラインには30年を超える古い設備も多く、修理や部品の調達が年々困難になっています。さらに、現場の保全作業者の人員も減少しており、一人ひとりの負担が大きくなっているのが現状です。古い設備を新しいものに更新することで、保全作業者の負担を減らし、生産ラインの安定稼働を実現するため、日々知識の積み重ねを行っているところです。また、将来的には、海外での工場立ち上げプロジェクトに携わり、グローバルに活躍するという入社当初からの夢も実現したいです。
皆さんへのメッセージ
当社の魅力は、若手にも多くの挑戦の機会が与えられることだと感じています。ISUZU IDの導入以降、その環境が確実に整ってきました。ただ、その中で何をやり、どう成長していくのかは自分の考え次第だと思います。それは、どんな企業でも同じだと思うので、「自分は何をしたいのか」を明確にするために、まずは自己分析をしっかり行ってみてください。そして、その想いが伝わるよう、入念に就職活動の準備を進めてほしいと思います。その先でISUZUを選んでいただければ嬉しいですね。前向きに挑戦していきたい方と一緒に働ける日を楽しみにしています。
