INTERVIEW
電子制御で描く、
ISUZUの新時代

開発 <制御開発>
W.O
電子制御開発統括部 制御開発統括グループ
グループリーダー
2006年 新卒入社
工学部理 工学研究科 卒
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- #電子・電気・制御系
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- #藤沢工場
- #斬新
PROFILE
スリランカ出身。幼少期にスリランカ開催の万博を訪れたことがきっかけで、最先端技術に憧れ、日本へ留学。大学では知能情報工学を専攻し、デジタル信号処理などを学び、就職活動では、好きだった自動車の世界に進みたいと考え、自動車業界を志望。留学生の特別枠ではなく、日本人と同じ土俵で挑戦したいという思いから多くの企業を受け、歴史あるISUZUへの入社を決めた。
現在の仕事内容
私が所属する電子制御開発統括部では、自動運転やSDV機能といった新たな領域へ対応していくために必要な電子プラットフォームを、効率的かつ高度に進化させることを担っています。商用車は単に「運ぶだけの道具」ではなく、ドライバーの負担を減らし、誰にとっても安全で安心できる存在であるべきです。その実現に向けて、日々挑戦を続けています。最新の技術応用も、時には斬新なアイデアも、パートナーとの協創も欠かせません。多様な人と意見を交わしながら課題解決の糸口を探り、機能を最適に組み合わせ、その関係性を一つの「アーキテクチャ図」に描き出していきます。難しさもありますが、仲間と共に未来のクルマを形づくっていくこの仕事は、他では味わえない楽しさがあります。
仕事のやりがい
私のこだわりは「決めたことを最後までやり抜く」ことです。特に印象に残っているのは、省燃費制御開発のプロジェクトです。限られた時間と予算の中で、ISUZU独自かつ全車に適用可能な制御仕様を構築するため、自らメンバーを集めて挑戦しました。途中で数多くの課題に直面しましたが、当時まだ社内ではあまり浸透していなかった「ラピッドプロトタイプ」という新しい手法を取り入れることで突破口を見つけました。仲間と一丸となって困難を乗り越え、最終的に量産化を実現できたのです。自分たちの手で壁を乗り越え、成果を形にできた経験は、大きな自信となり、今でも私の原動力になっています。この成功体験を通じて、「挑戦を恐れず、仲間と共にやり抜けば必ず道は開ける」という学びを得ました。

ISUZU ID 実現のために
私は「相互尊重」「相互刺激」「相互信頼」を意識し、共に価値を生み出す関係づくりを大切にしています。仲間、パートナー企業、そしてお客様、すべての関わる人にとって価値ある開発でなければ意味がありません。たとえば、便利な運転支援機能を考えても、操作が複雑であればドライバーの負担となり、時には危険を招くこともあります。だからこそ、共に取り組む仲間を尊重し、意見に耳を傾けながら、お客様にとってのメリットとデメリットを冷静に見極める姿勢が欠かせません。この考え方は技術開発にとどまらず、チームで働く上でも同じです。仲間と互いに学び合いながら挑戦を続けることで、自分一人では成し得ない成果を形にできます。それこそが、ISUZUで働く上での魅力であり、基本姿勢だと考えています。
A Day scheduleとある一日のスケジュール
- 08:15
- 出社出社してメールチェックやTODOリストの確認、その日のスケジュールを設定します。
- 08:30
- グループマネジメントグループリーダーとして、メンバーの業務進捗や課題を把握し、承認・サポートを行います。
- 10:00
- ミーティングチーム全員で業務の進捗確認や課題の検討をする、グループミーティングを行います。
- 12:30
- ランチ持参したお弁当を食べながらニュースを見て情報収集をします。
- 13:30
- 社内会議各プロジェクトの推進会議に参加し、課題解決に向けた議論を行います。
- 15:00
- 資料作成報告資料を作成したり、今後の戦略をまとめたりします。
- 17:15
- 退社
今後の目標
ISUZUは長い歴史を持つ会社ですが、今まさに大きな変革期を迎えています。新たに掲げられたISUZU IDの理念のもと、一人ひとりの挑戦意欲が尊重され、若手であっても積極的に新しいことに挑戦できる環境が整いつつあります。私自身もその一人として、今年度から新しい職務に就き、AIによる業務改善への挑戦をはじめました。AIと人間の思考の違いを理解し、最適なインプット方法を探りながら試行錯誤を繰り返す毎日は、とても刺激的で学びが多いです。こうした取り組みを通じて、自分自身の成長を実感すると同時に、ISUZUから世界に向けて新しい価値を発信していくことを目指しています。自分のアイデアや努力が未来の自動車づくりに直結する――そんなダイナミックなやりがいを味わえるのが、ISUZUで働く魅力だと感じています。
皆さんへのメッセージ
大学で「何を学んだか」よりも、「どう学んだか」が大切だと私は思います。疑問を持ち、その意味を深く考え、探求心を持って取り組む姿勢は、社会に出てからも必ず役立ちます。そして、そのような人材をどの会社や組織も求めています。専攻分野と進む道が異なっていても心配はいりません。私自身、大学で学んだ内容と現在の仕事は全く違いますが、新しいことに挑戦できる環境こそがISUZUの魅力です。未知の分野でも「やってみたい」という気持ちがあれば、必ず成長につながります。すべては自分のやる気次第です。ISUZUには、その意欲を存分に発揮できるフィールドがあります。ここで自分の目標を見つけ、私たちと一緒に未来のモビリティ社会をつくっていきましょう。
