CROSS TALK 02
キャリア座談会

他社を経験した後にISUZUに辿り着いた3人の中途社員の目に映るのは、ISUZUならではの多様性のあり方。変わるものと変わらないもの、そして多様性が化学反応を起こした先で訪れるISUZUの未来を追っていきます。

MEMBER

  • S.K2024年入社コーポレートIT部
    オフィスITグループ

    2017年に新卒入社し、食品会社への転職を経て、ISUZUに再入社。社内ツールやシステム管理、AI導入プロジェクトなどに参加している。

  • G.H2015年入社第二地域統括オフィス
    中東・アフリカ第二グループ
    グループリーダー

    建設機械メーカー、電気メーカーを経験して、現在はグループリーダーとして、アフリカ市場のCV海外営業全般を担当。

  • K.I2019年入社事業推進部
    長期戦略グループ

    広告会社の経理を経て、会計職として入社。原価管理、M&A後のPMI推進を経験し、現在は経営戦略の一部を担っている。

SESSION
01
変わる文化と変わらない核

K.I

入社前は、ISUZUのことを「親しみのあるトラックの会社」だと思っていましたが、戦略に携わる中で感じるのは、ブランドイメージの変化が起きているということです。お客様に対する見せ方も、以前と比べてずいぶん様変わりしました。採用の面でも、中途採用者の枠がますます広がっています。

S.K

私はISUZUに再入社しましたが、一度離れた時と比較しても、劇的に変わっているのを実感します。中途で入って一つの職種の専門性を高めるのではなく、他業務に職種を変える「横型のキャリアパス」も増えていますよね。

K.I

そうですね。私自身も入社からすでに3回部署が変わっています。

G.H

「横の自由度」という意味では、仕事における周囲との連携の取りやすさにも当てはまります。中途が増えた影響もあるのか、新しくやってきても壁を感じることなく働けます。一方で、日系企業らしい「助け合いの精神」があって、力を合わせてアウトプットをつくる楽しさと安心感がありますね。

S.K

よく分かります。「親しみのあるトラックの会社」らしい、家族感のようなものを感じます。昔ながらの温かい土壌の上に、時代に応じた柔軟な変化が加わったおかげで、「すぐに溶け込める」という定着の流れが生まれているのかもしれません。新しいコミュニケーションツールの導入も、それを後押ししています。

K.I

昔からあるものについて付け加えるなら、ISUZUの変わらない強さがあると思います。現在担当している戦略立案でもよく言われるのは、「その戦略がISUZUにとって本当に適切かを考えなさい」ということです。一般論や流行に流されず、なぜそれがISUZUに最適なのかを考える姿勢は、昔から変わらないのだと思います。

G.H

確かに譲れない核がありますよね。今のISUZUは、日本の商用車メーカーとしてトップシェアを誇ります。それにもかかわらず、鼻高々とはせず、安全性や品質への気配りを忘れず、たとえば新車のトライアルにおいても人命を最優先にします。創業から100年以上が経って、時代に応じて文化が変わっても、「自動車製造の本質」を大切にするのがISUZUではないでしょうか。

SESSION
02
多様性とは「長所のかけ算」

G.H

私がドバイのグループ企業に赴任していた頃の話になりますが、そこで学んだ「長所のかけ算」の考え方が印象に残っています。現地で受けた講習で「日本人は不確実性を回避する傾向が強い」という話があったのですが、私はそれを強みとして使うこともできると考えました。同僚のケニア人たちは明るい性格で、数十~数百億円といった規模の案件でも積極的にチャレンジします。攻めの交渉は彼らに任せ、確実性を担保したい私は契約や生産・出荷の管理、決裁の取得などを担うことで、無事に受注へとつながりました。

K.I

1+1=2ではなく、1×1が3にも4にもなったわけですね。私も特性を活かしたアプローチは重要だと思っています。ISUZUグループに加わったUDトラックスとのPMIで会計領域を担当していた際、管理指標や会計数値の捉え方といった実務面だけでなく、上司と部下の関わり方など社内風土の違いにも驚かされました。仕組みや制度だけを統一するのではなく、お互いの性質を尊重しながら合意形成をしていくことが、納得と信頼において欠かせないと感じた一件でした。

S.K

社内に目を移してみると、そこでも長所のかけ算が起きています。私のいるシステム系の部門でも、特定の業界経験を持つ社員だけでなく、さまざまな業界・業種の方が働いています。さらに踏み込んで言えば、育児や介護を抱える人も自然に休める環境があり、在宅やフレックスを活かしながら、「活かせる力を活かせる時に」という活躍の仕方が実現されていますね。

G.H

多様であるがゆえに、標準化が難しいケースもありますが、ISUZUで行われているのは、得意不得意を理解した上でお互いをカバーするという形だと思います。ビジネス的な視点で相手の得意領域を知り、それを業務に活用することにフォーカスすれば「負のかけ算」にはならないのでしょう。

S.K

もし相手のことを理解できておらず、すり合わせができていないとしたら、ボタンのかけ違いから「負のかけ算」が起きるかもしれません。しかし、ISUZUの皆さんは人柄の良い方が多く、なおかつ文化の変化やツール導入で連絡までの垣根が低くなっているので、そうした齟齬も生まれにくい土壌が形成されています。

SESSION
03
ISUZUが向かう、いくつもの目的地

K.I

私は前職を活かして会計職としてISUZUに入社し、原価管理、PMI、そして今では長期戦略へと視野を広げてきました。これは自分にとって大きな成長になりましたが、それと同時に微力ながら会社に貢献できたと考えています。個人の成長と企業への貢献がリンクする職場は、とても働きがいがありますね。

S.K

コーポレートIT部も、K.Iさんの事業推進部と同じく全社的な影響を持つ部署です。だからこそ、社内の皆さんとのやりとりが発生しますが、提案のロジックさえ正しければ、いつもすぐに協力してくださいます。社内のパワーバランスに縛られず、正しいものを正しいと言えるのは清々しいものです。

G.H

海外事業に携わる私の視点からは、150カ国以上で事業を展開する、世界への影響力も見えてきます。何より嬉しいのは、ISUZUの製品やサービスが本当に良いものだということ。世に知られたトラックだけでなく、飲み水を運ぶ給水車や街をきれいにするごみ収集車など、社会インフラを整える車両も活かし、国際的・社会的な貢献ができるISUZUで働くことができて良かったと思います。

S.K

「親しみのあるトラックの会社」から、本当に大きく変わっていっていますよね。新たな経営理念体系では「地球の『運ぶ』を想像する」を掲げています。広い目線で世界を見て、さまざまな領域に関わっていける会社になっていく雰囲気をはっきりと感じます。

K.I

それに伴って労働環境もより良くなっていくはずです。ISUZUに入社後は仕事と生活を両立しやすくなり、フレックスや在宅勤務の導入・浸透に伴って、環境整備が進んでいます。事業・業務・制度など多岐にわたって「長所のかけ算」が進んだ先で、ISUZUはいくつもの目的地に辿り着くのかもしれません。

※取材当時の情報です。

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